火を使わないIHなら最近人気のアイランドキッチンやオープンキッチンに最適です。様々なタイプ、機能が備わったIHが登場していますので、キッチンやライフスタイルにあわせてお選びください。
- 火力の強さ
IHクッキングヒーターの最大火力は機種により2kW〜3kW。ふだんの調理なら、2kWの火力で十分です。3kWタイプなら短時間で湯沸しができるので野菜やパスタをゆでるときなどに便利です。
- 火力の調整のしやすさ
火力調節方法はメーカー・機種により異なります。操作のしやすさを確認してお選びください。
- 火力の調整のコツ
炒め物で長時間の予熱はいりません
火力が強いので、長時間の予熱はいりません。鍋底があたたまったら早めに材料を入れて炒めはじめましょう。
炒め物は前後にゆすって
炒め物をするのに、フライパンは持ち上げてあおる必要はありません。前後にゆすってください。
温めなおしは弱火で
カレーやシチュー等油分やとろみのある料理はかき混ぜながら弱火でじっくり温めましょう。
中間の火力を使う
強火から弱火まで火力の幅が広いのが特徴です。両極端な火力よりも中間の火力を上手に使いましょう。
液体調味料は鍋底に
鍋底が一番熱くなります。炒め物、炒飯などフライパンを使う料理では、液体調味料を鍋底に入れます。
- 安全機能
IHヒーターは、火を使わず鍋自体を発熱させるので、直火の引火や立ち消えの心配がありません。切り忘れ防止や空だき自動OFFなどの安全機能も充実していますので、子供や高齢者でも安心してお使いいただけます。
■切り忘れ防止機能
切り忘れても最終キー操作から一定時間が過ぎると、自動的に通電がストップします。
■温度過昇防止機能
鍋底の温度が上がりすぎると自動的に通電をコントロール。炒め物の予熱時などに油が発火するのを防ぎます。
■空だき自動OFF
鍋の空だきなどで鍋底の温度が上がり過ぎると自動的に通電がストップします。
■鍋なし自動OFF
鍋のない状態で一定時間を過ぎると、自動的に通電がストップします。
■その他の機能
・高温注意表示
・チャイルドロック機能
・ラジエントヒーターロック機能
・ロースター異常高温検知機能
・小物検知機能
- 便利機能
IHクッキングヒーターには、毎日のお料理を手助けしてくれる便利な機能がついています。お選びの機種にほしい機能がついているかチェックしましょう。
■揚げもの機能
揚げものをおいしく揚げるコツは、最適な油温を保つこと。温度を設定するだけで適正な油温をキープ。誰でもおいしく揚げられます。
■調理タイマー
時間がくると電子音でお知らせし自動オフ。トロ火での煮物はもちろん、パスタをゆでるときにも重宝します。
■自動湯沸かし
高火力でスタートし、短時間で湯沸かし。沸騰後は吹きこぼれを防ぐために火力を自動コントロールしてくれます。
■炊飯機能
難しい微妙な火加減も自動調節。白米も炊き込みご飯もワンタッチでおいしく炊きあがります。
- ロースター機能
魚焼きだけでなく、ピザやグラタンなどのオーブン・グリル料理が作れる機種が登場。ロースターのタイプや機能は機種によって異なりますので、選ぶときに確認したいポイントです。
キッチンの中心家電である冷蔵庫。最新の冷蔵庫は省エネ性能が向上しているとともに、設置スペースはそのままで要領が大きくなったタイプが登場するなど、使いやすさも向上しています。
- 容量
冷蔵庫で保管したい食品の量は、お買い物の頻度、よく作るお料理のメニュー、家族構成や人数などによってさまざまです。ご家庭のニーズにあった容量を選びましょう。
- 省エネ
冷蔵庫はずっと電気を入れたままにしておく家電だけに電気代は気になるところです。 カタログに記載されている「年間消費電力量」を参考に省エネ性の高い機種を選びましょう。
- 設置スペース
設置スペースには、冷蔵庫本体寸法+放熱するためのスペースが必要です。カタログに記載されている「据付必要寸法図」を確認して設置可能な冷蔵庫の大きさをチェックしましょう。隙間のない状態で設置すると放熱しにくくなり、電気代のムダになります。
大型の冷蔵庫は運搬経路も確認!
大型の冷蔵庫は運搬経路にも注意が必要です。玄関から置きたい場所までの通路を確保できるかも考慮してください。
- 各室の配置
冷蔵室、野菜室、冷凍室などの各室の配置はメーカーや機種によって違いがあります。 各室の使いやすさは、使用頻度や使う人の身長などによって異なりますので、よく使う室が使いやすい位置にあるかをチェックします。カタログだけでなく、電気店で実物を見て食品の出し入れのしやすさを試してみてください。
右開きタイプ
右側に壁がある場合など、このタイプがおすすめです。
左開きタイプ
左側に壁がある場合など、このタイプがおすすめです。
フレンチドアタイプ
通路が狭いキッチンでもスムーズに開け閉めできます。さまざまな場所に対応できますので、引っ越しが多いご家庭にもおすすめです。
左右開きタイプ
左右どちらからもサッと開けられます。さまざまな場所に対応できますので、引っ越しが多いご家庭にもおすすめです。
電子レンジには、あたため機能だけの「単機能レンジ」とレンジ機能に加え、オーブン、グリル、スチーム加熱、過熱水蒸気などがある「オーブンレンジ」があります。特に最新のオーブンレンジは、調理中に食品の油脂や塩分を落とす過熱水蒸気加熱を搭載した機種が話題です。毎日の料理が楽しくなる電子レンジを選びましょう。
- 容量
容量選びは最大のポイント。容量によって搭載機能も決まります。あたため、解凍の分量、使いたい食器(容器)の大きさ、作りたいオーブン料理など、ふだんの使い方にあわせて庫内容量を選びましょう。
- あたため(レンジ機能)
あたためスピード(レンジ出力)とセンサーの種類
カタログに記載されているレンジ出力のワット(W)数が大きいほど加熱スピードがはやくなります。あたためる食品にあわせて、レンジ出力が切替えられる機種もあります。また、「赤外線センサー」や重量・湿度センサーなどを組み合わせた「マルチセンサー」を搭載した機種なら、設定したお好み温度に仕上げる機能にすぐれています。
- オーブンの加熱方式
オーブン加熱の方式には、「コンベクション方式」と「上下ヒーター方式」の2つのタイプがあり、パン、ケーキ、焼き豚、ハンバーグなど、庫内の温度をメニューにあわせて設定し、上手に焼き上げます。パンやお菓子作りには、オーブン2段調理ができるコンベクション方式がおすすめです。
コンベクション(熱風循環)方式
熱風を庫内に循環させ、庫内全体の温度を均一に上昇させます。オーブン2段調理ができ、パン屋お菓子を一度にたくさん焼き上げることができます。上下ヒーター方式
上下のヒーターで庫内を加熱し、食品を焼き上げます。オーブン2段調理はできまえんが、普段の2段オーブン料理なら十分な性能があります。
- スチーム加熱の方式
スチーム機能を搭載した機種が主流です。機種によりスチーム加熱の方式やできるメニューが異なりますので、カタログでチェックしましょう。スチーム加熱の方式には、「過熱水蒸気加熱」と「プレート式スチーム加熱」の2つがあります。
過熱水蒸気加熱
過熱水蒸気(100℃〜300℃)を使った加熱方式です。熱を食品に効率よく伝え、焼く能力が高いのが特徴です。食品の油脂や塩分を落としつつ焼き上げることができるので、ヘルシーメニューが作れると話題です。「あたため」「オーブン」「グリル」「蒸し料理」など多くのメニューでスチームを使うことができます。
プレート式スチーム加熱角皿に水をはるシンプルなタイプ。スチームを発生させ食品を適度に加熱して蒸し上げます。「オーブン」「グリル」「蒸し料理」などで手軽にスチーム料理を楽しめますが、過熱水蒸気加熱に比べるとできるメニューが異なりますのでカタログでご確認ください。
炊飯器は、御米が主食の日本人にとって、とても身近な家電です。最新の炊飯器は、お米の銘柄や毎日の献立にあわせて炊き分けができたり、炊飯に加えて煮込み料理などの調理ができたりと機能が豊富になっています。
- 容量
炊飯器の容量は、大きく分けて大・標準・小の3タイプに分かれます。家族人数やライフスタイルにあわせて必要な容量を選びましょう。
サイズ |
1回に炊ける量 |
こんな方に |
大容量(1升) |
20膳程度 |
・大家族の方 ・3〜5人家族で来客の多い方やまとめて炊きたい方 |
標準(5.5合) |
11膳程度 |
・3〜5人家族の方 ・1〜2人暮らしでもまとめて炊きたい方 ※5.5合炊きが主流で機種も豊富です。 |
小容量(3合) |
6膳程度 |
・1〜2人暮らしの方 ・補助として使う炊飯器が欲しい方 |
いつでも適温のお湯が使える電気ジャーポットは、お茶やコーヒーを好きなときに入れることができ、また温度設定が必要な赤ちゃんのミルク作りなどにも重宝します。
- 容量
1リットル(単身者向け)〜5リットルまで容量はさまざまです。家族人数やお湯の必要量にあわせて容量を選びましょう。
大容量(4L 以上) |
大家族、来客が多いご家庭、料理などにお湯をたくさん使う方 |
中容量(2〜4L 未満) |
3〜4人家族の方 1〜2人暮らしの方でもお湯をたくさん使う方 |
小容量(1〜2L 未満) |
1〜2人暮らしの方 |
- タイプ
「断熱タイプ(省エネタイプ)」と「従来タイプ」の2つのタイプがあり省エネ性に違いがあります。ご家庭での保温時間や使いたい保温温度を考えて選びましょう。
断熱タイプ(省エネタイプ)
断熱層で内容器から熱が逃げるのを防ぎ、魔法びんのように保温します。省エネ性にすぐれているので、電気代が節約できます。
従来タイプ
軽いので持ち運びに便利。本体価格が手頃です。赤ちゃんのミルク作りに適した70℃保温ができます。
- 出湯方式
使いやすい方式を選びましょう。
電動出湯(コードレス出湯機能付)…(左)
コンセントがない場所でもお湯が注げるコードレス出湯機能が付いたタイプ。内蔵された充電池や乾電池を使います。
電動出湯+エアー出湯…(中)
電動出湯に加えて空気圧でも出湯できます。エアー出湯はコンセントがない場所でもお湯が注げ、電池切れの心配もありません。
電動出湯のみ…(右)
本体価格が手頃です。コンセントがない場所ではお湯を注ぐことができません。
手間を省きたい家事のひとつが、食事の後片付け。食器洗い乾燥機は、食器を洗って乾かして、しかも除菌ができて衛生的。一度使ったら手放せない便利な家電です。
- 容量
家族人数や構成、普段使っている食器の種類や量、調理器具の洗浄ニーズなどによって、必要な容量・食器収納点数が異なります。また、食器収納点数が同じでも、収納できる食器の内訳がメーカーや機種によって異なりますので、カタログや電気店の店頭でチェックしましょう。
家族人数の目安・ニーズ |
必要な食器収納点数の目安 |
・4人家族以上 ・調理器具も洗いたい ・いろんな形の小鉢や深さのある丼なども洗いたい |
60点(スタンダードサイズ) |
・夫婦と子供の3人家族 |
40点(コンパクトサイズ) |
・2人家族、単身世帯 |
20〜30点(コンパクトサイズ) |
- 食器の出し入れのしやすさ
毎日使う機器だからこそ、食器の出し入れや食器セットのしやすさなど使い勝手は確認したいポイントです。ドアの開閉タイプや開閉のしやすさ、食器を出し入れする開口部の大きさ、食器かごの形状などで使い勝手が異なります。カタログや電気店の店頭でチェックして選びましょう。