省エネ_オール電化?

「快適さや便利さと両立するなら、環境に配慮した生活をしたい。」
多くの方がそう考えています。
自分のライフスタイルにあった家電を選ぶだけ、より快適に。
使い方を少し工夫するだけで、より省エネ・省CO2に。
そんなスタイルが、自分や家族だけでなく、住んでいる街や都市、そして地球を美しく守ります。
身近でできる「低炭素スタイル」、今日からはじめませんか?

リビング

テレビを見たり、読書をしたり、家族で会話をしたり、寝そべったり・・・と、
リビングでの過ごし方はいろいろです。
在宅時間やテレビを見る時間の長さにもよりますが、快適に過ごすためには、
空調や照明を上手に選んで、使いこなしたいものです。

  • エアコン
  • 液晶&プラズマ
  • 掃除機
  • 照明

エアコンは1年中活躍します!
「エアコンは冷房にしか使っていない」という方がまだまだ多いのではないでしょうか?最新のエアコンは、省エネ性と暖房能力が格段に向上し、温度調節や空気清浄機能も充実しました。夏は冷房、冬は暖房、春には空気清浄、梅雨時には除湿と1年中お部屋を快適に保ちます。

- 省エネ性

長時間の使用が想定されるリビングなどでは毎日の電気代は気になるところです。「APF(通年エネルギー消費効率)」の値が大きい機種ほど省エネ性に優れています。

- 冷暖房能力とお部屋の広さ

必要な冷暖房運転能力はエアコンを使用するお部屋の大きさによって、また、お部屋の広さが同じでも木造、鉄筋などの建物の構造によっても異なります。

- 設置スペース

購入後、設置時のトラブルは避けたいものです。電気店に出かける前に室内機、室外機の設置スペースをチェックしましょう。

- 掃除機能

フィルタを自動で掃除するエアコンが登場し、お手入れの手間が省ける機種が増えています。フィルターにホコリがたまると冷暖房能力が低下し、余計な電気を消費します。エアコン内部をきれいに保つことで、高い省エネ性能がキープできます。

- 気流制御機能

最新のエアコンは気流をコントロールし、「快適性」と「省エネ性」を実現しています。お好みにあった性能ができる機種をチェックしましょう。

- 除湿モード

除湿は、梅雨時だけでなく、1年中活躍します。目的にあった除湿モードがついているかチェックしましょう。

■最熱除湿 ■弱冷房除湿
エアコン内部を強く冷やすことで、除湿量を増やします。そのまま吹き出すと部屋の湿度が下がってしまうため、冷たくなった空気を再びあたためてお部屋に戻します。肌寒さを抑えつつしっかり除湿します。 今までのほとんどのエアコンに採用されている除湿方法が、「弱冷房による除湿」です。お部屋の温度をなるべく下げないように弱い冷房を行うことで除湿します。最熱除湿に比べて除湿量は少なくなりますが、弱い冷房なので電気代が抑えられます。
- 空気清浄・換気性能

お部屋の空気は快適に保ちたいもの。最新のエアコンは空気清浄・換気機能が充実しています。

大画面で薄型、スマートなデザインが魅力の液晶テレビとプラズマテレビ。大画面薄型テレビなら迫力と臨場感あふれる映像が楽しめます。

- テレビのタイプ

液晶テレビ- 12V型から65V型まで画面サイズが豊富です。ニュースやバラエティなど明るい映像の表現が得意で、主に一般のテレビ画面の視聴に適しています。弱点の視野角や動画性能が向上してきました。
プラズマテレビ- 37V型から103V型までと大画面が中心です。映像のコントラストがよく、動画の表現が得意。主に映画やスポーツ番組の視聴に適しています。弱点だった消費電力量や外光の映り込みも改善されてきました。

- 画面のサイズ

デジタルハイビジョン放送は、大きな画面で見てこそ、迫力と臨場感あふれる映像を楽しめますので、大画面テレビがおすすめです。 液晶テレビ、プラズマテレビなどのデジタルハイビジョンテレビの最適な画面サイズは、「視聴距離」と画面の「高さ寸法」で決まります。お部屋にあった最適な画面サイズを選びましょう。

- 画質

画質は、液晶テレビ、プラズマテレビで違いがあり、それぞれ高画質を競っています。

- 省エネ

一般のご家庭に多い37〜42Vインチでは、液晶とプラズマの間に大きな違いはありません。液晶とプラズマともに、画面サイズやパネルの性能によって消費電力量が変わり、サイズが小さいほど消費電力量が少なくなります。また、より鮮明で高精細なフルハイビジョンを搭載している機種ほど消費電力量が大きくなる傾向があります。

タイプや機能、形状が違うさまざまな掃除機が登場しています。毎日使うものだから、お掃除が楽しくなる掃除機を上手に選びましょう。

- 吸引力・吸込仕事率

掃除機には、必ず「吸込仕事率650W」などという記載があります。「吸込仕事率(W)」は、JIS規格に定められている吸収力の目安で最大を表しています。とはいっても使用時の集まるじん力は、ゴミを吸い込みヘッドの種類や、ゴミのたまり具合や床材の違うなどによって異なるため「吸込仕事率」だけでは掃除機全体の集じん性能を表しているわけではありません。吸込仕事率は、あくまで吸収力の目安と考えておくとよいでしょう。

- 集じん方式

掃除機の集じん(ゴミをためる)方式には、上パックにゴミをためる「紙パック式」と、紙パックを使わずにダストカップにゴミをためる「紙パックレス方式」があります。

紙パック式- 紙パックの種類と性能もチェックしたいポイントです。同じ掃除機で使える紙パックにはいくつかの種類がある場合があり、目的にあわせて使い分けることが出来ます。
紙パックレス方式- 自動でダストカップのフィルターをクリーニングする機種や、ティッシュを1枚セットすることでお手入れを軽減する機種など、お手入れのしやすさや構造は機種により違いがあります。

- 運転音

ライフスタイルによっては、早朝や夜に掃除機を使うという方もいらっしゃると思います。掃除機の運転音も選ぶときに確認したいポイントです。運転音は、カタログに「dB(デジベル)」で表記されています。数字が小さいほどに「静か」です。最近では吸音シートの採用などで運転音が小さい機種も登場しました。

- 重さ・大きさ・使いやすさ

本体の重さ・持ちやすさ- 収納時、階段での使用、部屋間の段差がある場合などで、掃除機本体を持ち運ぶ場合もありますので、電気店の店頭で実際に持ち上げてみましょう。持ち上げるときのハンドルの位置や大きさもチェックします。
本体の走行性- 掃除中に小回りさせても本体が転倒せず、安定した走りをするかチェック。本体や車輪の大きさで走行性が違ってきます。
グリップの握り- グリップが握りやすくて手首が疲れないか実際に握ってチェックしましょう。

毎日の暮らしにはなくてはならない照明。
部屋の広さや用途、食事・読書などのシーン、朝の目覚めや就寝時などの時間帯によって、ふさわしい照明が異なります。また最近は従来の白熱電球や蛍光ランプに加え、LEDが省エネ性やデザイン性の点から、次世代の照明として関心を集めています。

- 照明の種類と使用場所

天井や壁への照明の取り付けは、配線工事が伴います。そのため新築時の照明計画の立案は、間取りを決める頃がベストタイミングです。また、照明器具の寿命は約8〜10年といわれています。気軽に取り替えられるものではありませんので、部屋の雰囲気も考えて慎重に選びましょう。

- ランプの種類

家庭で日常的に使うランプは、大きく「白熱電球」と「蛍光ランプ」の2つに分けられます。最近ではより長寿命な「LED」も登場し、注目を集めています。

- 光の色

人間の生活リズムは、自然界のサイクルを基準としており、なかでも最も影響しているのが自然光(太陽光)です。従って人間は、日の出とともに活動をはじめ、太陽が沈むとともに心身をリラックスさせ、くつろいでいきます。部屋の照明にも、この生活リズムを上手にコントロールできる「光の色」を選ぶことが大切です。

- 明るさ

家族が集まる空間には電球色のような暖かみのある光を選び、明るめにしましょう。就寝前などリラックスしたい時は、明るさを抑えるとよいでしょう。また、昼光色のような白い光でも、明るさによって雰囲気が変わります。

リビング | サニタリー | キッチン

サニタリー

家庭で消費されるエネルギーの約1/3を占める「給湯」。
快適なサニタリーを実現するには「給湯」の省エネが大きなポイントといえます。
高効率機器を上手に選んで、使いこなせば、快適性や環境性も高まります。
快適なサニタリーを実現するヒントを、あなたもここで見つけてください。

  • エコキュート
  • 洗濯機
  • 温水洗浄便座

エコキュートは、ヒートポンプユニットと貯湯タンクユニットからなる環境と家計に優しい電気給湯器です。高効率なヒートポンプを使って空気の熱を集めてお湯を沸かします。

- 省エネ性

エコキューとはヒートポンプの原理を利用してお湯を沸かします。ヒートポンプとは、太陽で暖められた空気の熱を熱交換器で冷媒に集め、その冷媒を圧縮機で圧縮してさらに高温にし、高温になった冷媒の熱を水に伝えてお湯を沸かす仕組みです。空気の熱を上手に活用するので、投入した電気エネルギーの3倍以上の熱エネルギーを得ることができます。

- 貯湯タンクの容量

エコキューとは、貯湯式の給湯機。ご家族の人数やお湯の使い方にあわせて最適な容量をお選びください。

- 給湯機能

給湯機能には、「フルオートタイプ」「セミオートタイプ」「給湯専用タイプ」の3タイプがあり、新築や浴室リフォームでエコキュートを設置するならフルオートタイプがおすすめです。セミオートタイプや給湯専用タイプは、保温や追焚き機能が不要の場合、給湯器のみの取り替えでおふろ配管に制約がある場合などにお選びください。

最近の洗濯機は、従来の縦型だけでなくドラム式や、乾燥機能のついた洗濯乾燥の人気が高まっています。縦型やドラム式といったタイプも形状の違いだけでなく、洗濯や乾燥の方式が違っています。設置スペースだけでなく、家族構成やライフスタイルも考慮し、自分にあった洗濯機を選びましょう。

- 洗浄方式

ドラム式- ドラムを回転させ、衣類を持ち上げ落とす「たたき洗い」をします。洗濯物のからみも少なく、少ない水量で洗うので節水にもなります。このタイプを採用している洗濯機は、ドラム式洗濯乾燥機です。
縦型- 洗濯槽の底についているパルセーター(羽のついた円形の板)を回転させ、洗濯物どうしをこすりあわせて汚れを落とします。このタイプを採用している洗濯機は、縦型洗濯乾燥機、全自動洗濯機、二槽式洗濯機です。

「洗い〜脱水」をするとき早いのは縦型、コストが安いのはドラム式です。
1日に連続して数回洗濯をする方には、洗濯時間の短い縦型がおすすめです。

縦型とドラム式を比べると、洗濯時間は縦型のほうが約20分短い時間で終了します。洗濯コストは、節水効果でドラム式の方が安くなります。

- 乾燥方式

ドラム式- ドラムがゆっくり回り、洗濯物を上から落とし、からみをほぐしながらふんわり仕上げる。
縦型- パルセーター(羽のついた円形の板)を回転させ、洗濯物をかくはんしてほぐしながら乾燥する。
全自動洗濯機- ・ 部屋干し前のプレ乾燥や化繊衣類の乾燥ができる。洗濯乾燥機に比べ、価格が手頃。

- 容量
洗濯機容量 家族の人数 洗濯の方法、おおよその洗濯量
4〜5kg 単身者・2人住まい まめに分け洗いをするご家庭
6kg 4人家族以下 洗濯物があまり多くないご家庭
7kg以上 5人家族以上 洗濯物が多いご家庭/まとめ洗いをするご家庭/タオルケットやカーテンなど大物を洗うことがあるご家庭/洗濯乾燥機の購入を考えているご家庭

ドラム式洗濯機で洗濯容量の違いによる洗浄度を比較すると、ドラム上部から布が落下する方式(たたき洗い)で洗うため、少な目の方が汚れ落ちが良くなります。汚れの強い洗濯物を洗うときは、つめ込み過ぎないことをおすすめします。

- 音の静かさ

いつ洗濯されますか。洗濯をするのは昼間とは限りません、ライフスタイルによっては深夜や早朝に洗濯する方もいらっしゃるでしょう。洗濯機の音も選ぶときの重要なポイントです。

インバータータイプは静か- 深夜・早朝といった時間を気にするだけでなく、マンションやアパートなら昼間でも隣近所に気兼ねなくお洗濯したいものです。そんな方には振動・運転音をおさえたインバーター搭載タイプがおすすめです。インバーター搭載タイプは、省エネ効果もあります。

温水洗浄便座の快適さは一度使ったら手放せないという人が多く、今は約69%の普及率です。電気店で購入できる「シートタイプ」なら取り付けが簡単なので、ご家庭の便器に手軽に設置できます。

- 瞬間式 or 貯湯式

温水洗浄便座には「瞬間式」と、「貯湯式」の2つのタイプがあります。「瞬間式」は年間消費電力量も少なく、省エネ性にすぐれています。

瞬間式- 使用するごとに、瞬間的にお湯を沸かす方法。お湯の保温に必要な電力がかからず省エネ。湯切れの心配がなく、連続して使用することができます。
貯湯式- あらかじめ貯湯タンク内でお湯を沸かして貯めておく方式。貯湯量は1リットル程度なので、連続して使うと湯切れすることがあります。

- 省エネ性

省エネ性はカタログに記載されている「年間消費電力量」を比較してチェックしましょう。瞬間式と貯湯式では、省エネ基準が異なりますので、年間消費電力量で比較するのがポイントです。

リビング | サニタリー | キッチン

キッチン

団らんの象徴が「食卓=キッチン」であるとすれば、食べるだけでなく、
料理をつくることや後片付けをすることも、素敵なコミュニケーションになります。
家族や仲間とふれ合う時間がつくれることも理想のキッチンを実現する大きなポイント。
家電を上手に選んで、使いこなせば、家事の負担も軽減できて、ゆとりの時間が生まれます。
さあ、理想のキッチンを実現するヒントを、あなたもここで見つけてください。

  • IHヒーター
  • 冷蔵庫
  • 電子レンジ
  • 炊飯器
  • 電気ポット
  • 乾燥機

火を使わないIHなら最近人気のアイランドキッチンやオープンキッチンに最適です。様々なタイプ、機能が備わったIHが登場していますので、キッチンやライフスタイルにあわせてお選びください。

- 火力の強さ

IHクッキングヒーターの最大火力は機種により2kW〜3kW。ふだんの調理なら、2kWの火力で十分です。3kWタイプなら短時間で湯沸しができるので野菜やパスタをゆでるときなどに便利です。

- 火力の調整のしやすさ

火力調節方法はメーカー・機種により異なります。操作のしやすさを確認してお選びください。

- 火力の調整のコツ

炒め物で長時間の予熱はいりません
火力が強いので、長時間の予熱はいりません。鍋底があたたまったら早めに材料を入れて炒めはじめましょう。
炒め物は前後にゆすって
炒め物をするのに、フライパンは持ち上げてあおる必要はありません。前後にゆすってください。
温めなおしは弱火で
カレーやシチュー等油分やとろみのある料理はかき混ぜながら弱火でじっくり温めましょう。
中間の火力を使う
強火から弱火まで火力の幅が広いのが特徴です。両極端な火力よりも中間の火力を上手に使いましょう。
液体調味料は鍋底に
鍋底が一番熱くなります。炒め物、炒飯などフライパンを使う料理では、液体調味料を鍋底に入れます。

- 安全機能

IHヒーターは、火を使わず鍋自体を発熱させるので、直火の引火や立ち消えの心配がありません。切り忘れ防止や空だき自動OFFなどの安全機能も充実していますので、子供や高齢者でも安心してお使いいただけます。

■切り忘れ防止機能
切り忘れても最終キー操作から一定時間が過ぎると、自動的に通電がストップします。
■温度過昇防止機能
鍋底の温度が上がりすぎると自動的に通電をコントロール。炒め物の予熱時などに油が発火するのを防ぎます。
■空だき自動OFF
鍋の空だきなどで鍋底の温度が上がり過ぎると自動的に通電がストップします。
■鍋なし自動OFF
鍋のない状態で一定時間を過ぎると、自動的に通電がストップします。
■その他の機能
・高温注意表示
・チャイルドロック機能
・ラジエントヒーターロック機能
・ロースター異常高温検知機能
・小物検知機能

- 便利機能

IHクッキングヒーターには、毎日のお料理を手助けしてくれる便利な機能がついています。お選びの機種にほしい機能がついているかチェックしましょう。

■揚げもの機能
揚げものをおいしく揚げるコツは、最適な油温を保つこと。温度を設定するだけで適正な油温をキープ。誰でもおいしく揚げられます。
■調理タイマー
時間がくると電子音でお知らせし自動オフ。トロ火での煮物はもちろん、パスタをゆでるときにも重宝します。
■自動湯沸かし
高火力でスタートし、短時間で湯沸かし。沸騰後は吹きこぼれを防ぐために火力を自動コントロールしてくれます。
■炊飯機能
難しい微妙な火加減も自動調節。白米も炊き込みご飯もワンタッチでおいしく炊きあがります。

- ロースター機能

魚焼きだけでなく、ピザやグラタンなどのオーブン・グリル料理が作れる機種が登場。ロースターのタイプや機能は機種によって異なりますので、選ぶときに確認したいポイントです。

キッチンの中心家電である冷蔵庫。最新の冷蔵庫は省エネ性能が向上しているとともに、設置スペースはそのままで要領が大きくなったタイプが登場するなど、使いやすさも向上しています。

- 容量

冷蔵庫で保管したい食品の量は、お買い物の頻度、よく作るお料理のメニュー、家族構成や人数などによってさまざまです。ご家庭のニーズにあった容量を選びましょう。

- 省エネ

冷蔵庫はずっと電気を入れたままにしておく家電だけに電気代は気になるところです。 カタログに記載されている「年間消費電力量」を参考に省エネ性の高い機種を選びましょう。

- 設置スペース

設置スペースには、冷蔵庫本体寸法+放熱するためのスペースが必要です。カタログに記載されている「据付必要寸法図」を確認して設置可能な冷蔵庫の大きさをチェックしましょう。隙間のない状態で設置すると放熱しにくくなり、電気代のムダになります。

大型の冷蔵庫は運搬経路も確認!
大型の冷蔵庫は運搬経路にも注意が必要です。玄関から置きたい場所までの通路を確保できるかも考慮してください。

- 各室の配置

冷蔵室、野菜室、冷凍室などの各室の配置はメーカーや機種によって違いがあります。 各室の使いやすさは、使用頻度や使う人の身長などによって異なりますので、よく使う室が使いやすい位置にあるかをチェックします。カタログだけでなく、電気店で実物を見て食品の出し入れのしやすさを試してみてください。

右開きタイプ
右側に壁がある場合など、このタイプがおすすめです。
左開きタイプ
左側に壁がある場合など、このタイプがおすすめです。
フレンチドアタイプ
通路が狭いキッチンでもスムーズに開け閉めできます。さまざまな場所に対応できますので、引っ越しが多いご家庭にもおすすめです。
左右開きタイプ
左右どちらからもサッと開けられます。さまざまな場所に対応できますので、引っ越しが多いご家庭にもおすすめです。

電子レンジには、あたため機能だけの「単機能レンジ」とレンジ機能に加え、オーブン、グリル、スチーム加熱、過熱水蒸気などがある「オーブンレンジ」があります。特に最新のオーブンレンジは、調理中に食品の油脂や塩分を落とす過熱水蒸気加熱を搭載した機種が話題です。毎日の料理が楽しくなる電子レンジを選びましょう。

- 容量

容量選びは最大のポイント。容量によって搭載機能も決まります。あたため、解凍の分量、使いたい食器(容器)の大きさ、作りたいオーブン料理など、ふだんの使い方にあわせて庫内容量を選びましょう。

- あたため(レンジ機能)

あたためスピード(レンジ出力)とセンサーの種類
カタログに記載されているレンジ出力のワット(W)数が大きいほど加熱スピードがはやくなります。あたためる食品にあわせて、レンジ出力が切替えられる機種もあります。また、「赤外線センサー」や重量・湿度センサーなどを組み合わせた「マルチセンサー」を搭載した機種なら、設定したお好み温度に仕上げる機能にすぐれています。

- オーブンの加熱方式

オーブン加熱の方式には、「コンベクション方式」と「上下ヒーター方式」の2つのタイプがあり、パン、ケーキ、焼き豚、ハンバーグなど、庫内の温度をメニューにあわせて設定し、上手に焼き上げます。パンやお菓子作りには、オーブン2段調理ができるコンベクション方式がおすすめです。

コンベクション(熱風循環)方式
熱風を庫内に循環させ、庫内全体の温度を均一に上昇させます。オーブン2段調理ができ、パン屋お菓子を一度にたくさん焼き上げることができます。上下ヒーター方式
上下のヒーターで庫内を加熱し、食品を焼き上げます。オーブン2段調理はできまえんが、普段の2段オーブン料理なら十分な性能があります。

- スチーム加熱の方式

スチーム機能を搭載した機種が主流です。機種によりスチーム加熱の方式やできるメニューが異なりますので、カタログでチェックしましょう。スチーム加熱の方式には、「過熱水蒸気加熱」と「プレート式スチーム加熱」の2つがあります。

過熱水蒸気加熱
過熱水蒸気(100℃〜300℃)を使った加熱方式です。熱を食品に効率よく伝え、焼く能力が高いのが特徴です。食品の油脂や塩分を落としつつ焼き上げることができるので、ヘルシーメニューが作れると話題です。「あたため」「オーブン」「グリル」「蒸し料理」など多くのメニューでスチームを使うことができます。

プレート式スチーム加熱
角皿に水をはるシンプルなタイプ。スチームを発生させ食品を適度に加熱して蒸し上げます。「オーブン」「グリル」「蒸し料理」などで手軽にスチーム料理を楽しめますが、過熱水蒸気加熱に比べるとできるメニューが異なりますのでカタログでご確認ください。

炊飯器は、御米が主食の日本人にとって、とても身近な家電です。最新の炊飯器は、お米の銘柄や毎日の献立にあわせて炊き分けができたり、炊飯に加えて煮込み料理などの調理ができたりと機能が豊富になっています。

- 容量

炊飯器の容量は、大きく分けて大・標準・小の3タイプに分かれます。家族人数やライフスタイルにあわせて必要な容量を選びましょう。

サイズ 1回に炊ける量 こんな方に
大容量(1升) 20膳程度 ・大家族の方
・3〜5人家族で来客の多い方やまとめて炊きたい方
標準(5.5合) 11膳程度 ・3〜5人家族の方
・1〜2人暮らしでもまとめて炊きたい方
※5.5合炊きが主流で機種も豊富です。
小容量(3合) 6膳程度 ・1〜2人暮らしの方
・補助として使う炊飯器が欲しい方

いつでも適温のお湯が使える電気ジャーポットは、お茶やコーヒーを好きなときに入れることができ、また温度設定が必要な赤ちゃんのミルク作りなどにも重宝します。

- 容量

1リットル(単身者向け)〜5リットルまで容量はさまざまです。家族人数やお湯の必要量にあわせて容量を選びましょう。

大容量(4L 以上) 大家族、来客が多いご家庭、料理などにお湯をたくさん使う方
中容量(2〜4L 未満) 3〜4人家族の方
1〜2人暮らしの方でもお湯をたくさん使う方
小容量(1〜2L 未満) 1〜2人暮らしの方
- タイプ

「断熱タイプ(省エネタイプ)」と「従来タイプ」の2つのタイプがあり省エネ性に違いがあります。ご家庭での保温時間や使いたい保温温度を考えて選びましょう。

断熱タイプ(省エネタイプ)
断熱層で内容器から熱が逃げるのを防ぎ、魔法びんのように保温します。省エネ性にすぐれているので、電気代が節約できます。
従来タイプ
軽いので持ち運びに便利。本体価格が手頃です。赤ちゃんのミルク作りに適した70℃保温ができます。

- 出湯方式

使いやすい方式を選びましょう。

電動出湯(コードレス出湯機能付)…(左)
コンセントがない場所でもお湯が注げるコードレス出湯機能が付いたタイプ。内蔵された充電池や乾電池を使います。
電動出湯+エアー出湯…(中)
電動出湯に加えて空気圧でも出湯できます。エアー出湯はコンセントがない場所でもお湯が注げ、電池切れの心配もありません。
電動出湯のみ…(右)
本体価格が手頃です。コンセントがない場所ではお湯を注ぐことができません。

手間を省きたい家事のひとつが、食事の後片付け。食器洗い乾燥機は、食器を洗って乾かして、しかも除菌ができて衛生的。一度使ったら手放せない便利な家電です。

- 容量

家族人数や構成、普段使っている食器の種類や量、調理器具の洗浄ニーズなどによって、必要な容量・食器収納点数が異なります。また、食器収納点数が同じでも、収納できる食器の内訳がメーカーや機種によって異なりますので、カタログや電気店の店頭でチェックしましょう。

家族人数の目安・ニーズ 必要な食器収納点数の目安
・4人家族以上
・調理器具も洗いたい
・いろんな形の小鉢や深さのある丼なども洗いたい
60点(スタンダードサイズ)
・夫婦と子供の3人家族 40点(コンパクトサイズ)
・2人家族、単身世帯 20〜30点(コンパクトサイズ)
- 食器の出し入れのしやすさ

毎日使う機器だからこそ、食器の出し入れや食器セットのしやすさなど使い勝手は確認したいポイントです。ドアの開閉タイプや開閉のしやすさ、食器を出し入れする開口部の大きさ、食器かごの形状などで使い勝手が異なります。カタログや電気店の店頭でチェックして選びましょう。

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